2008年12月15日月曜日

【演助日記(さえき)】12/13(土)&14(日)

WIPが迫る、週末稽古。
カゼが流行ってます。
コロちゃんがカゼをひいた土曜の稽古は、チーム演助の本職は女優・原田さんがキャサリンの代役に。本キャストが揃わないマイナスな状況を、寧ろプラスに変換することで発見もありました。

3人の本キャストにとっては原田さんとのやりとりを通じて、代役から得られる、いつもとは異なる新たな反応を拾って、慣れていたシーンのやりとり一個一個を見直して、磨き直すことができたと思います。「コミュニケーションを柔らかくする」ことで、普段意識せずに背負ってた役者特有のプレッシャーが少しは和らいだような。。。

日曜は自主練→通し。
WIPまであと4日。見学の方もいらして、ちょっと緊張が高まる頃ですが、前日の良かった感触を活かしたいところ。「肩甲骨や腰骨から四肢を動かす」「セリフが抜けてもブレス入れない」など、個人ごとにテーマを再確認。

通しでは、芝居作りの過程で起こる問題が露呈。(激しい感情の交換の中でセリフが抜ける/役としての感情に慣れてなく、身体が適応しきっていない/慣れない衣装に、身体の使い方が制限されるetc.)
その分、この通しがWIPまでのステップを明示したことが、最後のセリさんのコメントに凝縮されてました。
「上手くいくときは偶然もある。けれど、上手くいかないときには必ず理由があるから、それをつぶしていけばきっと良くなってくよ」

《稽古内容》
13日(土)
・ 印象的な出来事
・鬼ごっこ
・空間を歩く
・確認のための二幕通し(キャサリン代役)

14日(日)
・印象的な出来事
・鬼ごっこ
・空間を歩く
・親分・子分
・ダイアローグ(肯定/否定/キャラクター)
・一幕通し
~おやつの時間~
・輪になって倒す
・二幕通し

《演助メモ》
・間を詰めるのは、自分ひとりでなく、相手とのやり取りの中で
・キャサリンにとって、ノートは自分自身
・まずは今ある感情から使って、演出の狙いに徐々に近づけていく