2015年3月14日土曜日

やはり私は神に選ばれし者であった…

…などという、厨二病的発言は置いといて。

皆様の中に『石笛』という楽器を見たり聴いたりした人はおりますでしょうか?
『石笛』というのは石に自然に穴が空いて吹くと笛のように音が鳴る天然の楽器です。


こんなの。

起源ははるか縄文時代にいわゆる神おろし、神との対話に使われていたようですね。
この石どこで見つけるかってと、一応海岸だ、山だ、なんてのがネットでは書かれてたんですがね、その中で印象的だったのが、

この石は石に選ばれた人のところにしか現れない

みたいな一文でして、
なんとも厨二心をくすぐられたのですが、
はい、まあここまでの流れで察しているかと思いますが、
持ってるんですよ、私。この石笛ってやつを。

じゃじゃん!

こいつを手に入れたのは遡ること小学校4年生のときでした。
休み時間に校庭で遊んでたら

いたんですよ

端っこの方に。
こいつが。


最初は穴がたくさんあいてて、すげー!キモッ!でも珍しー!
ってなって、汚かったから砂を払って綺麗にしようと思って
息を吹きかけたんですね。
そしたら



ピーーーーッ





!!



!!!




鳴った。





わーー!なんだこれすげーすげー!
となり、
みんなに自慢したんですよ。
音が鳴る石見つけたって。

そしたら嘘みたいなほんとの話なんですけど
石丸ってやつが、(いや偽名じゃなくて本名ね)
やたら私の石を貸して貸してって羨ましがってて
なかなか返してくれなかったんですね。
だもんで石丸殴って、返せバーカっつって
そのときはおさまったんですけど

次の休み時間トイレ行った間に石がなくなってたんですね。
小学4年生のコロさんピンときましたよね
石丸が盗んだに違いないってね!
ソッコー石丸んとこいって

「おい、石返せ」

っつったら

「知らねーよ」

とか言うから
まあ、大乱闘なわけで
(注、コロさんは髪も長くて大変男子にモテる女の子でした。のはずです。)

石丸は前々から自分はフリーザくらい強いって言ってたから気に入らなかったのもあって
私は悟空のはずだからもっと強いんだー!オラー!!!っつって
石を取り返したのです。

その後石丸君は転校しちゃったから
その時にこの石あげようかなってちょっと思ったけど
やっぱり手放せない。

そんで、



未だに




棚にいるんです。

こいつ。


アメリカに留学したときも持っていったし
上京しても持ってきたし

たかが拾った石をこんなに大事にしてるってちょっとおかしいでしょ
でもなんか特別なんですよ。存在が。



ところで高校生のときに石笛奏者って人に会ったことがあるんです。
変な人でしたよー。
毎日海とか行って石探してそんで吹いて生きてるんですよ。
変でしょ。
で、その人の笛見たらこりゃびっくり、私の持ってるのとそっくりだ。

私もそっくりな石持ってますー!って見せたら

大事にしなさい、これはあなたのとこに来たくて来たんだよ

って言われて、ほへーそうですか。と。



そんで昨日ふと、石笛が気になって、これ実際なんなんだろうなー
ってネットで調べたんですよ。



遅っ!!!



20年近く持っててやっと調べたのかい!
と、自分に突っ込みましたけど

どうやらこいつ神に関わるすごい石だってことがわかって、
4年生のときにこの石と出会った時みたいに
こりゃすげえって興奮して

文をしたためました。


ずっと守り神みたいに思ってたんだけど
ほんとに神だったんだなー。


これからもよろしくよ。


私にはもうひとつ神がいて、そいつとの出会いは幼稚園生のときなんですが、
その話はまた別のときに。




石笛持ってる人がいたら一緒に盛り上がりましょう。




おやすみなさい。